認知症と診断される方は現在全国で462万人と推定されています。そのうち約60%がアルツハイマー型認知症といわれています。またレビー小体型認知症は第2の認知症といわれ注目されています。脳血管性認知症、前頭側頭型認知症を合わせた4種類が主な認知症です。
上記4大認知症のほかに「認知症のような」症状を呈する老年期うつ病や特発性正常圧水頭症、内科疾患に伴う認知機能の低下などの鑑別診断が必要です。
当院では問診、心理検査に加え病院ー診療所の連携で頭部MRIや脳血流SPECTなどの画像診断の依頼を行っています。
アルツハイマー型認知症には現在のところ残念ながら根本治療薬は存在しません。しかし現存する4種類の治療薬を使い、さらに対応の仕方を工夫したりデイサービスなどのリハビリをうまく利用することで進行を緩やかにすることができます。